創業融資に役立つ7つの話
Episode 2
なぜ日本政策金融公庫の
融資がいいの?
通常の銀行と日本政策金融公庫で融資を受ける場合とどちらがよいと思いますか?
今回は、日本政策金融公庫で融資を受けるメリットをご紹介します。
日本政策金融公庫の
融資を受けるメリット
創業期に融資を受けやすい
まだ実績のない創業期に民間金融機関から融資を受けるのは、非常に困難と言われています。
その一方で、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」や「中小企業経営強力化資金(専門家支援付融資)」等の商品は、これから新たに事業を始める方や事業を始めたばかりの方でも借りやすい融資であると言われています。
その理由の一つは、日本政策金融公庫での融資の場合、将来の計画や事業性を民間金融機関よりも考慮してもらえるから。そのため、創業期に売上・利益等の実績が無かったとしても特別に事業資金を借りることができます。
好条件で最適な融資制度
に申し込める
日本政策金融公庫の融資制度は様々あり、初めての融資申請の時に自身で最適な制度を選択するのは簡単ではありません。
日本政策金融公庫には、主な融資制度だけでも以下のようなものがあり、「色々あってどの制度が自分にとってベストなのか?』という判断は難しいです。
そんな時は、創業融資に精通した専門家に相談することで、状況を踏まえてご自身にとって好条件・最適な融資制度を提案してもらえます。
【日本政策金融の
主な融資制度】
新創業融資制度
女性、若者/シニア起業家支援資金
女性の小口創業
中小企業経営力強化資金
新規開業資金
普通貸付
専門家活用をして、ご自身にとって最適な融資制度を利用しましょう!
無担保・無保証で
融資を受けられる
創業期に民間金融機関で融資を受ける場合だと、基本的に無担保・無保証で借りることができず、借り入れの際には株や貴金属・土地建物などお金に換えられるモノを担保にする必要があります。
一方で、以下のような日本政策金融公庫の商品は基本的に無担保・無保証人で融資を受けることができます。
【日本政策金融の
主な融資制度】
▪︎新創業融資制度:原則不要
▪︎中小企業経営力強化資金(専門家支援付融資):融資限度額のうち2,000万円まで無担保・無保証
固定金利で融資が
受けられる
金利には「変動金利」と「固定金利」があり、通常の銀行では多くが「変動金利」設定していることが一般的です。
その反対に、日本政策金融公庫の特徴の一つは、「固定金利」で融資が受けられることです。
「変動金利」とは名称のとおり市場の金利動向により利率が変動する制度であり、将来の金利負増加の心配がでない点がメリットです。
一方で、「固定金利」は最後まで金利が変わらない制度であり、将来の金利負担増加の心配がない点がメリットです。
仮に、世間一般の金利が上がった場合でも、「固定金利」では返済額が増加することが無く、資金繰りが安定します。
逆に、世間一般の金利が下がったとしても、一旦全て返済し、同額の融資を受けてしまえばより低金利な利息を負担することができます。
このように、資金の余裕が決して大きくはない創業期において、市場の金利動向に左右されない「固定金利」を選択することは大きなメリットとなります。
日本政策金融公庫の融資を受けられると
他銀行からの評価が上がる
日本政策金融公庫の目的の一つは、民間の金融機関を補完することです。この様な理由から、中小企業や自営業者に対しても民間の銀行よりも融資を積極的に行なっています。そのため、まずは日本政策金融公庫の融資を受けることで「信用実績」を作ることができ、結果的に他銀行からの評価を上げることができます。
なぜ他銀行からの評価が上がることが大切かというと、今後さらに金額が大きい融資を必要とした際に、日本政策金融公庫の融資と他銀行の融資の2つから資金を調達することが可能となるからです。
このように、創業期でも融資を受けやすい日本政策金融公庫を活用することで、先々の事業拡大に伴う資金調達に備えることができます。
創業期は専門家活用の
日本政策金融公庫融資をおすすめします!
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